入ると健康になる『予防型保険』を目指す、アニコム損保 ~「腸内フローラ測定」を、保険契約者に付帯開始!ペットの健康状態を可視化し、健康増進へ


ペット保険シェアNo.1(※1)のアニコム損害保険株式会社(代表取締役 野田 真吾、以下 アニコム損保)は、ペット保険の契約者に対して、健康チェックができる腸内フローラ測定サービス「どうぶつ健活(けんかつ)」の提供を開始します。この保険業界初(※2)の取組みにより、入ると健康になる『予防型保険』を目指します。


■「どうぶつ健活」とは
本サービスは、アニコム損保の契約者(※3)が無料で「ペットの腸内フローラ測定(※4)」を受けられるというもの。アニコムグループが培ってきた数万件におよぶ腸内フローラの研究データと、保険金の統計から得られた疾病データを基に、独自指標を作成し、ペットの病気のリスクを判定(※5)します。さらに、「高リスク」の場合には、指定の動物病院で、無料で健康診断を受診できるという、保険業界初の予防サービスです。



■研究実績|腸内フローラと疾病の関係

腸内フローラが生体に及ぼす影響についての研究は、近年急速に進みつつあります。例えば、人では、うつ病との関係や、アレルギーとの関係もわかってきました。一方で、ペットの腸内フローラに関する研究はまだ少ない中、アニコムグループでは、2016年からペットの腸内フローラに関する研究を開始し、すでに約28,000検体の分析を行ってきました。さらに、その検査結果を、疾病情報(保険金データ)と照合することで、「腸内フローラ×病気」の相関を調査する研究を続けています。その中で、ペットにおいても、さまざまな病気と関係があることがわかってきました。


例1.腎臓病との関係

腎臓病との関係を調査するため、5歳以上の猫547頭について腸内フローラを分析したところ、正常な猫とすでに腎臓病を発症している猫では、腸内フローラの構成比に違いがみられました。腎臓病の猫の方が、バクテロイデス科の占める割合が多く、逆にプレボテラ科の占める割合が少ないなどの特徴があることがわかりました。こうした腸内フローラの違いが、腎臓病の発症にどのように影響し、どのような方法で変えることができるのかなど、引き続き研究を進めています。

例2.がんとの関係
腸内フローラ測定後1年以内にがんを発症した6歳以上の犬41頭について分析したところ、発症しなかった犬に比べて、エンテロバクター科が多く、逆にベイヨネラ科の占める割合が少ないなどの特徴があることがわかりました。将来的には、腸内フローラを調べることで、がんの発症予測や、早期発見ができるようになるかもしれません。


「予防型保険」にかける想い
本サービスによって、アニコム損保は、創業以来目指し続けていた『予防型保険』への第一歩を踏み出します。『予防型保険』とは、従来の「病気に対して保険金を支払う保険」に対し、保険で得られる膨大なデータを研究やサービスに生かすことで「そもそも病気にさせない保険」です。今後も「予防」に関する研究を進め、多様なサービスを展開することで、保険によって病気がなくなる世界を目指してまいります。

(※1)シェアは、各社の2017年の契約件数から算出。(株)富士経済発行「2018年ペット関連市場マーケティング総覧」調査。(※2)どうぶつを対象とした腸内フローラ測定を実施し、結果に応じて健康診断の受診勧奨を行うことにより、健康をサポートする仕組み。2018年7月時点アニコム損保調べ。(※3)本サービスは、「どうぶつ健保すまいるべいびぃ」「どうぶつ健保ふぁみりぃワイドタイプ」「どうぶつ健保ぷち」は、対象外です。(※4)本サービスは、アニコム パフェ株式会社が運営します。(※5)腸内フローラ測定は、病気を診断するものではありません。