<集会レポート>2018年は5年に1度の動物愛護法改正の年 女優・浅田美代子さんら有志を中心に「緊急院内集会」を開催 


不幸な運命をたどる動物たちを救うため、8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の免許制を求める124団体の代表者や一般の方約300人も参加

犬や猫をはじめとする動物の殺処分を0とし、すべてのペットが幸せになれる社会を目指すTOKYO ZEROキャンペーンが賛同し事務局の一部を担った「8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の免許制を求める緊急院内集会」が、5月21日(月)に衆議院第一議員会館・大会議室にて開催されました。
同集会は、今国会中に行われる予定の5年に1度となる動物愛護法改正を目前に、女優の浅田美代子さん等を中心とする有志が中心となり開催。真に動物たちを守れる動物愛護法改正に向け、「8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の免許制」をテーマに、世良公則さん、湯川れい子さん、門倉健さん、山路徹さんといった著名人や識者、国会議員、さらには同集会に賛同する124団体の代表者や一般の方、あわせて約300人も参加し、それぞれの立場から同法改正に関する意見を述べ合いました。


緊急院内集会の議題となった3つのポイント

<8週齢規制>
生後56日以下の子犬・子猫の販売や展示を禁止。
<各種数値規制>
繁殖回数や飼育施設の広さ、従業員数に関する数値規制。
<繁殖業の免許制>
現行の登録制から、免許制への変更。

冒頭では、有志代表として浅田美代子さんが登壇。悲惨な環境下で育てられている動物たちの現状を、実際に悪徳施設を訪れた際に撮った写真やその時の気持ちを織り交ぜながら語り、改めて「8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の免許制」の重要性を呼びかけました。
その後、多くの国会議員、弁護士、著名人たちが動物愛護法改正に関する自身の活動紹介や意見を表明。同法改正に向けて会場が一体感に包まれました。
音楽評論家の湯川れい子さんは「法律をきちんと整備すれば、日本は先進国として、動物愛護の観点でもリーダーシップを取っていけるのではないか」と主張。また、ミュージシャンの世良公則さんは、「多くの命が粗末に扱われている現実がある。(改正案を成立させるためには、賛成する議員の”数”が重要であり、その数を増やすためには)誰が改正案に反対しているのかを明らかにするべきだ」と強く訴えかけました。

<TOKYO ZEROキャンペーン とは>
TOKYO ZEROキャンペーンでは、犬や猫をはじめとするすべてのペットが幸せになれる社会を目指し、以下の3つの解決策を掲げて、発信力や影響力がある著名人67人(組)が呼びかけ人となって活動しています。
1.ペット産業適正化に必要な「8週齢規制」を早期に実現
2.捨てられた犬猫のために「動物センター」を「ティアハイム」的施設に転換するよう促す
3.「保護犬」「保護猫」との出会いを広める
■公式ページURL: http://tokyozero.jp/