ペット関連市場は、今や1兆5,000億円に近づいていると言われています。ペットと共に暮らす人が増える一方、ペットや飼い主自身の高齢化による「ペットの終活」の必要が叫ばれている昨今。 ■Topics 犬猫の『もしも』の備えは?最多は“かかりつけ動物病院をつくる”82%で、大半の飼いが実施 ペット貯金の平均は、犬292,884円、猫162,164円 ペット保険の月額平均は、犬3,169円、猫2,747円 ペットのために備えをしていても、飼い主自身にトラブルが起こったら一大事! 備えの最善策は「親族に相談」と「貯金」? ■調査結果 【1】犬猫の『もしも』の時の備えは?最多は“かかりつけ動物病院をつくる”82%で、大半の飼い主が実施 飼っている犬・猫に、万が一のことがあった際の備えとして、現在行なっていることをたずねました。最多は “かかりつけ動物病院をつくる”82%で、大半の飼いが実施。2番目に多いものは「貯金」29%、3番目は「迷子札の装着」24%と続きます。なお、別の迷子対策である「マイクロチップの装着」は12%にとどまりました。 続いて、「貯金」「ペット保険への加入」について、犬と猫の飼い主別に実施状況を比較しました。貯金をしている割合は、犬と猫で大差はありませんが、ペット保険へ加入している割合は、犬は猫の2倍強となっています。 【図】飼い犬・飼い猫のための、万が一の備え ベース:犬猫の飼い主 / 合計n=1,000 【図】万が一の備えに貯金をしている割合(犬の飼い主、猫の飼い主別) ベース:犬猫の飼い主 / 合計n=1,000 【図】万が一の備えにペット保険へ加入している割合(犬の飼い主、猫の飼い主別) ベース:犬猫の飼い主 / 合計n=1,000 【2】ペット貯金の平均は、犬295,102円、猫162,164円、ペット保険の月額平均は、犬3,169円、猫2,747円 飼い犬・飼い猫の万が一の時に備えとして「貯金」「ペット保険への加入」をしている飼い主に、どれくらいお金を掛けているかたずねました。 貯金額の平均は、飼い犬295,102円、飼い猫162,164円で、ともに40代の飼い主が最も多く貯金をしていることがわかりました。また、ペット保険料の月額平均は、犬3,169円、猫2,747円で、犬の場合は30代と60代の飼い主が、猫の場合は20代の飼い主が多くお金を掛けている 【3】ペットのために備えをしていても、飼い主自身にトラブルが起こったら一大事!備えの最善策は「親族に相談」と「貯金」? 飼い主がペットのために備えをしていたとしても、そもそも飼い主自身に何らかのトラブルが起こったら一大事!犬猫の飼い主にその対策をうかがいました。最多の備えとしては、「面倒を親族に相談」が28%となっており、“友人等”ではなく“家族”へ相談するという人が多いことがわかります。次いで多かった備えが�崔侚癲��乙%でした。「遺言書」の用意や、サービスが提供され始めている「老犬・老猫ホーム」への入所検討、「ペット信託」などについては、いずれも3%に満たない結果となっています。 また、犬猫の飼い主の3割は、いずれの備えも実施していない、ということがわかりました。 【図】飼い主自身のトラブルに対する備え ベース:犬猫の飼い主 / 合計n=1,000 【図】飼い主自身のトラブルに対する備え[実施有無の割合] ベース:犬猫の飼い主 / 合計n=1,000 <その他の調査項目> 【1. 全国10,000人対象調査】 Q. ペットの飼育有無と、飼育しているペットの種類 Q. 飼い犬・飼い猫の、飼育頭数・年齢 【2. 犬猫の飼い主1,000人調査】(犬の飼い主、猫の飼い主別のクロス集計有り) Q. 飼い犬・飼い猫のための、万が一の備え Q. 飼い主自身のトラブルに対する備え Q. 飼い犬・飼い猫の飼育に掛かっている合計費用 Q. 飼い犬・飼い猫を飼育している住まい ・・・など ▼調査の詳細や、その他の調査結果は、以下のURLからダウンロードいただけます。 調査レポートまとめサイト/HoNote(ホノテ) https://www.macromill.com/honote/?cid=SL-PR ▼調査概要 調査主体 マクロミル 調査方法 インターネットリサーチ 調査対象 全国20~69歳、犬もしくは猫の飼い主(マクロミルモニタ会員) 割付方法 犬の飼い主(500サンプル)、猫の飼い主(500サンプル)/合計1,000サンプル 調査期間 2017年8月3日(木)~8月4日(金) ※犬猫を多頭飼いしている場合は、それぞれ最年長の飼い犬、飼い猫1匹について回答いただいています。 ※本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。 ※百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。