テレビやネットで〈ねこ寺〉として話題の あの「御誕生寺」の写真エッセイ集 『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』


日々の生活をより楽しくするための刊行物を多数出版する株式会社オレンジページ(東京都港区)は、写真エッセイ集『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』を6月17日(金)に刊行します。
『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』

『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』

~愛らしい猫たちが「悩まない」生き方を教えてくれる癒しの一冊~
猫愛好家なら知らない人がいないといってもいいほど有名な「御誕生寺(ごたんじょうじ)」。福井県越前市の郊外にある、元曹洞宗管長の板橋興宗(現住職) 氏が再建したお寺です。もともと猫好きの板橋禅師が捨てられた猫を保護したり、もらってきたりしたことから猫が増え、今や「ねこ寺」として多くの人々から 親しまれています。思い思いに歩き回ったり、寝そべったりしている猫たちはみな、人見知りせず、境内にはいつも猫をなでたり、抱きあげたり、写真を撮った りして楽しそうに過ごす参拝客の姿があります。
本書は、そんな御誕生寺の猫たちの写真に板橋興宗禅師のメッセージを添えた写真エッセイ集。愛らしく生き生きとした猫たちに癒され、禅師の言葉に明るく前向きな気持ちになる、「悩まない」生き方を教えてくれる1冊です。


~人気カメラマン・キッチンミノルの撮り下ろし猫写真が満載♪~
御誕生寺の猫たちの様々な姿をとらえたのは、人気カメラマンのキッチンミノルさん。福井県のお寺で、猫と活動を共にしたからこそ撮れた生き生きとした表情やしぐさは必見です!  

「あのとき自分自身が猫になっていました」(キッチンミノルさんコメント)
この撮影では、猫を撮るというよりも猫になることに徹し、猫と共に境内を歩き、林を抜け、気持ちは屋根に飛び乗っていました。朝の5時から夕方の4時30 分まで猫の行動を観察しながらの撮影となりましたが、猫は昼間は寝ていることも多く、行動する時間が限られているため、撮影はかなり難航しました。最初 は、観察するだけで精一杯でしたが、3日目くらいになると、次第に猫の気持ちがわかるようになり、猫の行動が読めるように! そんな観察の成果が写真にも 反映できたのではないかと思います。

●キッチンミノル
1979年米国テキサス州生まれ。18歳の時に噺家を目指すも挫折する。その後、法政大学に入学。カメラ部に入部し、2000年6月にキッチンミノルを襲 名する。卒業後は不動産販売会社に就職し、その年に宅地建物取引主任者資格を取得。2005年、写真家・杵島隆氏に見いだされ、脱サラし写真家に。現在、 雑誌や本、広告で人物や料理を中心に活動中。著書に写真集『多摩川な人々』(mille books)、『フィルムカメラの教科書』(雷鳥社)など。

【目次】
第一章 心が疲れたとき
第二章 人間関係に悩みが生じたとき
第三章 生き方に迷いを感じたとき
 御誕生寺の人気猫 御誕生寺の一日
第四章 御誕生寺のこと
捨て猫が増えて「ねこ寺」に
猫の世話も修行のうち
270匹以上の猫のご縁を結んで
御誕生寺のご案内
※御誕生寺の一日の生活や人気猫のページも収録。猫の世話、猫の保護活動のことも詳しく紹介しています。

●御誕生寺(ごたんじょうじ)
福井県越前市にある曹洞宗の禅寺。2002年、元曹洞宗管長・板橋興宗(現住職)氏が寄進された現在地にお寺を再建。その当時、境内に捨て猫があり、保護 しているうちに猫が徐々に増えていった。現在は27匹の猫を保護、飼育している。猫の世話は修行僧の修行の一環として行われ、エサ代や治療費等は寄付でま かなわれている。
テレビやネット等で「ねこ寺」として人気を集め、毎日多くの参拝客が猫と触れあっている。         

「きっかけは3年前の出会いでした」(編集者コメント)
猫ブームのなか、また猫本と思う方も多いかもしれません。しかし、この本はブームに乗っただけのものではありません。実は私の実家は曹洞宗のお寺。帰省し た際、リビングにあった「御誕生寺」のカレンダーが目に飛び込み、このお寺の存在を知ったことがきっかけでした。板橋住職の心に響くあたたかい言葉と、猫 のかわいらしい表情の写真が私の心をとらえ、「いつかこの寺の猫の本を作りたい」と思うように。
なかなか企画が通らず、あきらめかけたこともありましたが、この本を絶対作りたいという思いが通じ、このたび3年がかりで本書を出版することができまし た。最初は御誕生寺さんからお断りされたのですが、実家が同じ宗派のお寺でずっとカレンダーを使っていたこと、この本にかける思いなどを手紙に綴り、福井 まで足を運び、その熱意が伝わってようやく刊行へとつながりました。
取材を進めていく中で、猫の保護という観点から様々な活動を行っている猪苗代副住職の真摯な対応にも心を動かされました。お寺に捨てられていく猫を保護 し、治療しお世話をし続ける。この活動を多くの方に知ってほしいため、後半では副住職のインタビューを中心にご紹介しています。心が疲れたとき、ほっとし たいとき、手に取っていただけたら幸いです。

『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』 6月17日(金)発売 1300円(税別)
A5判、アジロ綴じ、カバーつき、総ページ100ページ 
http://www.orangepage.net/books/1086